ウソの国ー詩と宗教(戸田聡stdsts)

キリスト信仰、ポエム、カルト批判など

豪語と長々聖句

 
  豪語と長々聖句
 
   アイデンティティの確証は
   https://blogs.yahoo.co.jp/jordan_nobita/28998308.html
    by shalom (シャローム、シャロム、あなた、彼)
 
 
酷い記事です。悪魔が誘惑してくると騒ぎ立て、人間の知恵を捨てて、聖書の言葉にしがみつけと言っています。まさしく、思考停止の勧めです。まるでカルトのやり方をコピーしているようです。
 
受け取って共感する心のないまま聖句をいくら読んでも、言葉だけにこだわる教条主義や、読むことに神秘を求める超常の意味付けに向かうかもしれないリスクだけがあり、意味は、次に読む機会の予備知識以上には、ないのです。
 
そして、言うに事欠くと、聖句を長々と引用してきます。このやり方は、シャロームに、ずっと前から、表れてきたことです。見苦しい記事に成っています。
 

「自分は何者なのか」
今日も、悪魔は主イエスを信じるわたしたちクリスチャンを誘惑しようとしているのでしょうか。
エスの場合、「もしあなたが神の子であるなら・・・」と悪魔に語りかけられています。

 
このように煽る牧師がいるということです。カルトにそっくり。
 

わたしたちの場合、「もしあなたが救われていて、クリスチャンであるなら・・・・」と語りかけてくるかもしれません。
クリスチャンであるなら、もっとこうあるべきではないのか、というような思いを持ったことはありませんか。

 
クリスチャンであるなら・・ということを、特別であるなら・・みたいに使っていますが、ここで言うクリスチャンとは何でしょう。そんなに立派なものでしょうか。とんでもないのです。神の前に、罪を認めた人は、自分が低く小さく罪深いことを知っている人です。立派さ比べをしてることそのものが、既にクリスチャン(キリスト者)であることを見失っている証拠なのです。こういう信仰の文章が出回るから、シャロームのような、モンスタークラスの訂正不能の自己中カルトが出てくるのでしょう。
 

わたしの場合、
「もしあなたが牧師であるのなら・・・」と言われたこともあるような気がします。
言い換えれば、「あなたはそれでもクリスチャンなのか」「あなたはそれでも牧師なのか」という言い方でも同じです。
自分は何者であるかのアイデンティティ、そこが悪魔に突かれるのはイエスさまの場合もわたしたちの場合もよく似ています。
ですから、この点についてハッキリしていることが大切です。
しかし、どういう風にハッキリするのでしょうか。
わたしたちの精一杯の説明や知恵ある答では、悪魔に勝てないかもしれません。
そうです。
神のみ言葉ですね。

 
聖書の解釈が必ずしも一致しているわけではないのに、むしろ、それを利用して、シャロームのような、罪を認めず、悔い改めなくてもいい、などという、とんでもない説教者が表れたりするのでしょう。
 
その言い訳に、神のみ言葉ですね、などと、まるで、神のみ言葉の意味は、一つで、自分はそれをしっかり知っているかのように、豪語することこそ、人間としての、神より低い立場を弁えない不遜の極みと言えるでしょう。
 
御言葉の解釈に悩む、自分は知らず、神のみぞ知ることの多さに悩む、そして、そのことを共有するというキリスト者の好ましい人間関係とは、かけ離れた態度です。
 
>み言葉は何と言っているか、そのことをしっかり握っておく必要があります。<
 
御言葉が言っていることをしっかり握っているのだそうです。超人気取り、預言者気取り、神がかり、こういった豪語こそ、敬虔に真っ向から反するところの完全意識であり、信仰においてタブーであるところの、神に成りたがり、神に成ったつもりの、心貧しさとは正反対の、精神貧乏の裏返しの生態なのです。
 

あなたが神の子とされているのは、どういう御言葉によってですか。
あなたが救われて、新しく変えられたのは、どういう御言葉によって分かりますか。
どうぞ、ご自分で聖書のみ言葉から見つけてください。
次回に続きます。

 
言葉、言葉と、心を疎かにした傲慢が、吠えています。そして、そういう傲慢にありがちだと前にも書いたところの、自分は分かっていると言いたげな、謎かけの問い詰めが鬱陶しい。既に、この段階で、上のほうに書いたように、信仰者のあり方というレベルで滑りまくり転けまくっているのですから。
 
思い上がりは、冷静な思路を壊し、共感と共有を出来なくする大きな要因です。
 

【参照聖句】新約聖書・エペソ人への田上2章1~19節
 2:1 さてあなたがたは、先には自分の罪過と罪とによって死んでいた者であって、
 2:2 かつてはそれらの中で、この世のならわしに従い、空中の権をもつ君、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って、歩いていたのである。
 2:3 また、わたしたちもみな、かつては彼らの中にいて、肉の欲に従って日を過ごし、肉とその思いとの欲するままを行い、ほかの人々と同じく、生れながらの怒りの子であった。
 2:4 しかるに、あわれみに富む神は、わたしたちを愛して下さったその大きな愛をもって、
 2:5 罪過によって死んでいたわたしたちを、キリストと共に生かし――あなたがたの救われたのは、恵みによるのである――
 2:6 キリスト・イエスにあって、共によみがえらせ、共に天上で座につかせて下さったのである。
 2:7 それは、キリスト・イエスにあってわたしたちに賜わった慈愛による神の恵みの絶大な富を、きたるべき世々に示すためであった。
 2:8 あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、信仰によるのである。それは、あなたがた自身から出たものではなく、神の賜物である。

 
キリスト信仰が、シャロームのような自分信仰ではなく、神によって悔い改めに導かれ、与えられることは、悔い改めは神が与えるなどと吹聴する恥知らずのシャロームは別として、キリスト者なら誰でも知っています。シャロームが悔い改めないのは、神の導きがないと自分で言っているわけです。

 

2:9 決して行いによるのではない。それは、だれも誇ることがないためなのである。
2:10 わたしたちは神の作品であって、良い行いをするように、キリスト・イエスにあって造られたのである。神は、わたしたちが、良い行いをして日を過ごすようにと、あらかじめ備えて下さったのである。

 
あらかじめ備えて下さった、というところを、恐らく、シャロームは、自分は何もしなくてよい、悔いなくてよい、改めなくてよい、神が与えるから、罪を気にしなくてよい、悔い改めなくてよい、何もしなくていいから、ああ、ありがたい、という讃美噴射に変えていったのでしょう。
 

2:11 だから、記憶しておきなさい。あなたがたは以前には、肉によれば異邦人であって、手で行った肉の割礼ある者と称せられる人々からは、無割礼の者と呼ばれており、
 2:12 またその当時は、キリストを知らず、イスラエルの国籍がなく、約束されたいろいろの契約に縁がなく、この世の中で希望もなく神もない者であった。
 2:13 ところが、あなたがたは、このように以前は遠く離れていたが、今ではキリスト・イエスにあって、キリストの血によって近いものとなったのである。
 2:14 キリストはわたしたちの平和であって、二つのものを一つにし、敵意という隔ての中垣を取り除き、ご自分の肉によって、
 2:15 数々の規定から成っている戒めの律法を廃棄したのである。それは、彼にあって、二つのものをひとりの新しい人に造りかえて平和をきたらせ、
2:16 十字架によって、二つのものを一つのからだとして神と和解させ、敵意を十字架にかけて滅ぼしてしまったのである。

 
たしか前に、罪に死んだのだから、叩いても蹴ってもビクともしないと言って、信仰の揺るがないさまを、こともあろうに死体に譬えた愚かな牧師の記事がありました。そういえば、キリストを、こともあろうに電動自転車に譬え、すいすい背中を押すなどと、救い主を、われらが主を、電動モーターに譬えたこともありました。信仰の、切実なる芯となることが、欠けている姿だと思ったことでした。
 

2:17 それから彼は、こられた上で、遠く離れているあなたがたに平和を宣べ伝え、また近くにいる者たちにも平和を宣べ伝えられたのである。
2:18 というのは、彼によって、わたしたち両方の者が一つの御霊の中にあって、父のみもとに近づくことができるからである。
 2:19 そこであなたがたは、もはや異国人でも宿り人でもなく、聖徒たちと同じ国籍の者であり、神の家族なのである。

 
異邦人へも福音は宣べ伝えられているようです。人間としては同じですし、福音書では、娼婦、姦淫の罪の女、取税人、精神を病んだ人、汚れた病とされた病人、など、救いから外れた人々を、キリストは、訪ね歩いて、その低くならざる得ない立場と心ゆえに、信仰の義を与えられたのです。
 
救われた人々は、完全欲で豪語する聖職者や、罪を認めないで讃美ばかりしている偽善者シャロームのような人とは、実に、正反対の人々です。
 
 
(2019年07月05日、同日一部修正)
 
 
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