ウソの国ー詩と宗教(戸田聡stdsts)

キリスト信仰、ポエム、カルト批判など

不健全

 
  不健全
 
   アドラー心理学サロン
   https://www.adlersalon.com/entry/2019/09/13/054804
    2019-09-13  
 
 
不幸に対する教えは、かなりの知識と弁えが必要です。
教える側が、言い放って、いい気持になるだけでは、事態を悪くするだけだから。
 

自分は不幸だなんて泣き言を言うな!
アドラー心理学サロンです。
今回は不幸な境遇をどのように乗り超えていくべきなのかをご紹介させて頂きます。

 
そうやって、傷口に塩を塗ることを声高に始めているのですが、尊大で、完璧意識が強いために、そういう不幸だと思っている人を相手にしていることを、あまり考えてもみない人のようです。
 
惹かれる人は惹かれてしまい、教祖の口に振り回されるというのがカルトです。
 
人は人、自分は自分、と分離するのなら、まずこの筆者を分離するべきでしょう。
 

まず初めに、不幸を嘆いたところで何にもなりません。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、世の中の多くの人達が忘れてしまっていることをお伝えします。
人は自分の現時点でやれることしかやれません。
「~が無いからできない」
「~だからできない」
そんなことは、すべて言い訳に過ぎないのです。

 
不幸が起こったときに、嘆かない人がいるでしょうか。まず、発散が必要です。
現時点での起こすべき行動を考えるのは、必然的に、そのあとになります。
 
自分で、いつまでも泣いちゃいられないと思うことが切っ掛けになります。
人に、ボロクソに言われて、そうですねと、考えることではないです。
 

できない理由探しをしたり、自分がどれだけダメな人間なのかの理由を見つけ出そうとした時点で、あなたの負けです。
というよりも、そもそもあなたにはやる気が無いのです。
そうやってダメな自分、できない理由を探す行為は不健全な努力です。

 
不幸には、人からもたらされたものもあり得ますから、理由や原因を考えることは大事です。ただ、いつまでも、分からないまま愚痴だけ言うとか、人のせいにばかりするとかいったことを避けることが必要です。そのためには、やはり考えることしかないのです。
 
やるべきこと、出来ることが、いつも、当たり前に目の前にあるとは限らないわけですから、「やる気がない」「ダメな自分」を平気でぶつけてくる人は信用しないほうがいいでしょう。そういう罵倒の言い方しかできない人もいるようです。尊大さが言わせていると思ってください。
 

人は誰しも、自分の存在を肯定しようとします。
それは、健全に自分を高める努力を行なって自分の本来の目的を達成しようとする「健全な努力」によるものと、他人や自分を騙して努力できない理由を見つけ出して「可哀想な私」を演じては特別扱いを求める「不健全な努力」があります。
不幸を嘆いてばかりで、努力をしようとしない人は「不健全な努力」をしているということになります。

 
「高める努力」「健全な努力」という言葉を使わないと表せないところではあります。確かに、不幸を嘆いてばかりで努力しないことは、解決にはなりません。しかし、それは、よくあることでもあります。恐らく、筆者も経験しているのでしょう。
 
個別のことを、一般的な言い方で、罵倒するような言葉で表せば分かるというものではないのです。目を覚ませ、ということかもしれないが、それは、個別の、目の前にいるか、一対一の場合に、使うべきです。自分の部屋で、不特定を相手に、決めつけて、叱責して、誰の助けになるのでしょう。自分のストレス解消でしょうか。
 

この世界に何をするにしても、完璧な環境や条件が整えられることはありえないのです。刻一刻と状況だって移り変わりますし、世界は誰の為にも作られてはいないのです。

 
できることをする、努力をする、という方向に導いてゆくときに、否定的な言葉を並べるのは、ダメ出しになるわけですから、・・いわば、世界は誰のためにも作られていないからこそ、自分の可能性は残っている、くらいのことを書くべきなんだが・・。
 

結局は、今の自分が持っているものに感謝するか、受け入れて、自分の望む方向に向けてやれることをやっていくしかありません。
世の中、良いも悪いもあなたがその物事や人に対して、どんな意味を与えるのか次第です。

 
意味を与えるというのは、そうするしかないときに、意味を解釈するということです。好きなように解釈することではなく、都合の良いように解釈するのでもなく、これから先の行動につながるような解釈をするべきでしょう。
 
したがって、どんな意味を与えるか次第で決まるとか解決するとかではなく、試行錯誤があり、継続することになります。一息で言ってしまうような人の言うことを、一息で呑みこまないようにしてください。
 

辛い現実を突き付けられていたり、今まさに大変な思いをして苦しんでいる人もいることでしょう。
ただ、大なり小なり、人は苦労を抱えているものです。

 
大と小では、対応の仕方を考えるうえで、違ってきます。
大なり小なり・・と、一括りにはできないと思います。
 

あなたの生まれ育った環境や、今あなたが置かれている環境による影響はもちろんあります。
ただ、それは決定的な因果関係にはなりえません。

 
ここで言われている、決定的な因果関係、というのは、それですべて決まってしまうわけではなく、自分がどう対応するかによる、ということなのですが、
 

同じ「いじめ」や「貧困」といった経験をしても、同じ結果がもたらされることはないのです。
ある人は過去の「貧困」を乗り越える為に努力して「裕福」にもなれば、またある人はすねて「どうせ自分は貧乏なまま生きていくんだ…」と何もせずに「貧困」に苦しんだままの人もいます。
もちろん、それなりの生活を送るようになる人もいるでしょう。

 
それはそうでしょう。何が言いたい。
 
この場合、一番いけないのは、良い例をもって、うまくいかない例を、なじることです。それと、貧困は不幸で、裕福が立ち直ることでしょうか。この例示が筆者の見方でしょうか。お金が全て・・なのでしょうか。
 
人間が、健全に生きてゆくために必要なのは、最低限のお金と、好ましい人間関係です。どちらも大事な、いわば必須のことですから、世の中、金や、金や、という煽りを思わせるような、嫌らしい世俗の表現は、避けるべきなのです。
 

過去には今のあなたの影響はあっても、原因にはなりえないのです。

 
意味不明です。「今のあなたへの」でしょうか。
 

今のあなたを規定するもの、それは今のあなたの目的なのです。
「目的論の心理学」、「未来志向の心理学」とも呼ばれるアドラー心理学らしい考え方となりますが、真理です。

 
この目的というのは、判断と決断によるもので、実行可能な目的ということになります。
 

とにかくやれることを「今、この時」に真剣に、丁寧にこなしていくことで、次のステップが見えてきます。
行動を起こさない限り、今の自分も、自分を取り巻く環境を変えることもできません。

 
できることをする、行動を起こしてみる、というのは、よく言われることです。
 
自分を取り巻く環境を変えると言っているということは、環境は、自分の課題だと言っているのでしょうか。対人関係はその環境には含まれないのでしょうか。
 

あなたの望む幸せは、今あなたが何をどのようにやっているのかにかかっているのです。
嘆いている暇があるのであれば、少しでも今よりも自分の望む未来に繋がるであろうことに心身を捧げましょう。

 
自分の望む未来に繋がるであろうこと、という、曖昧な言い方になっています。
それにしても、どこが心理学なのでしょう。説教好きが言いたいことを言っているようです。
 

あなたの未来が必ずしもあなたの望み通りになるのかどうかは、確かにお約束はできません。
良くある自己啓発本に書かれているような、あなたをただ啓発して気持ち良くしてあげるようなことは私は言いたくありませんので。

 
硬派の説教好きが、叱責で元気づけようとしているのでしょうか。浮かれた気持ちよさではないが、何か具体的なことを言っているわけでもないようです。これが、個別を一般化した場合に表れる弊害なのでしょう。
 
他の啓発本を馬鹿にしているようですが、この筆者、好きなように言っているだけで、啓発本ほどの説得力も持っていないと思います。あるとき、これはと思う言説に圧倒されて、人々を圧倒したつもりで、実際は、種々の現実問題に圧倒される運命にあるようです。
 
アドラー教を初めて聞いたときに「啓発されて気持ち良く」なった人は、ここで、考えを改めたほうがよいでしょう。
 

ただ、少なくとも今よりはあなたは幸せになれますし、やれることをやり切れば、大きな成功や幸せを得られることは間違いありません。

 
ここは、きれいごとの飾りか、付け足しです。ここだけ、浅く優しく浅ましくご機嫌取りの元気づけの書き方をしています。自身の護教?に執着して、一貫性のない人のようです。
 
「やれることをやり切れば、成功や幸せを得られる」と書いていますが、きれいごとです。ボロクソに言った後の慰めの飾りらしく、何も具体性がありません。成功しなかったら、やり切れていないからだという言い訳への逃げ道でしょう。
 
言い得てすっきりした気分でしょうか、聞いてすっきりするのでしょうか、どちらもないと思います。「間違いありません」という付け足しの保証の言葉の空しさに気づいてください。
 
 
(2019年10月04日)
 
 
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