ウソの国ー詩と宗教(戸田聡stdsts)

キリスト信仰、ポエム、カルト批判など

「きっと・ので」詩?

22日にアップし忘れた分です。

書いたのは90年代かな・・ブログでは10年前に乗せたもの。
はっきりしない、恐ろしく昔、書いた詩のようなもの。
ブログも十年になると、過去の記事の練り直し再録が増えてきました。
 
「現代詩入門」とかいった本を読んで感動していたのは、
それこそ、全然ぱっとしない青春の70~80年代。
 
 
  きっと恥
 
引きつって声にもならず
みすぼらしい人格を残したまま
端から端へ滑って転んで
探し物でもしてるふり
山に入るか川に潜るか
きっと答えは街の中
こだまして泣いてこぶだらけ
 
 ※ 街で、何か恥ずかしいことになったのでしょうね。
  何だったかは、全く覚えてないですけど。
  石ころにでもなったような気持ち。
 
 
  きっと不眠
 
換えたばかりの蛍光灯
これでパッカパッカと
黒ずんだ口を開けたり閉じたりを
当分は見なくてすむのだが
昼間より明るいわけはなく
後ずさりの気配の後
スイッチ切って
ドアを閉めた途端
闇という闇は押し寄せて
大きな大きな目を開けて
この夜は一体だれのもの
きっと朝までにらめっこ
 
 ※ 不眠症は、何十年も続いています。
  といっても本当にそんなに眠らなかったらとうに死んでるから
  眠ってはいるのでしょう。
  眠っていたのだから覚えてはいない、当たり前。
 
 
  挨拶したので
 
「やあ」
「おう」と
手を上げたまではよかったが
そのときパリッと欠けてしまったので
とりあえず型だけ取って帰った
大きくも小さくもない
部屋のすみで
ほこりをかぶって
びわれたそいつの
名前をまだ思い出せないでいる
 
 ※ 名前を思い出せないことが
  今、テレビなど見ていても、深刻な問題です。
  母と同じ認知症の始まりかもしれません。
  形だけとっておいた・・というのは、
  まあ、当時、しばらくは顔を覚えていたのでしょう。
 
 
  流れ星みたので
 
またひとり
この世の果てのような
草も木もない崖っぷちに立って
靴を脱ぎ
手を合わせ
誰かにあやまって
ひょいと飛び降りたとき
飛んできた花火が
ぐさあと首の後ろに突き刺さって
しばらく噴射しつづけたので
うっかり軌道に乗ってしまって
今も落ちつづけてる奴がいる
 
 ※ 流れ星を見て、星の温度や表面など想像すると、
  こういう残酷な擬人法になった。
 
 
  まずい味噌汁のんで
 
足元をすくわれたと思って
ポンと辞表を置いて
「くそくらえ」とでも言ってから
帰ってきた腐った脳みその
脳だけ置き忘れてきたので
俺の椅子に誰かがすわり
俺の机に知らない本が積まれ
ガヤガヤと会話が音になり始める
今朝を日常だと思ってしまう
 
 ※ 実際には、くそくらえ、とまでは言っていません・・あのときは・・
  当然ながら、自分などいなくても、他人の日常は続いてゆきます。
  去った者は、それを知る由もなく、さりとて、戻る気もなく、
  よく今日まで生きているもんだと思います。
  今日、食べる物はある、でも
  もう、いいんですけど・・と、神様に祈ることがあります。
  分かった、好きにせよ、と返していただけるわけもなく、
  ゆえに、生きているのかもしれません。
 

  

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                  オセロ(PC,ネット上、一人用)
            私が黒で勝ち。それまで殆ど勝てなかったから、
            この段階で白がなくなる・・これはバグだと思います。

            バグは修正されたみたいです。また勝てなくなった。
 
 
(2020年10月22日、旧作。若干修正して再投稿)

(2020年10月24日、一部修正)
 
 
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