ウソの国ー詩と宗教(戸田聡stdsts)

キリスト信仰、ポエム、カルト批判など

楽山の寒い霊2

 
  楽山の寒い霊?2
 
 『霊の研究 人生の探究』本山博、渡部昇一
 2020年07月08日 楽山日記(LD)
 http://mn266z.blog.jp/archives/25440976.html
 
 
楽山は、しばらく黙っていたようですが、欲望に負けたのか、意地なのか、妄想なのか、症状なのか、また、書いてきます。何を書いても、生命力のない、ボンヤリ言語の、ああでもないこうでもないという筆致で、無明から惑わそうとしてくるだけです。そして、批判されると、また、しばらく黙るのでした。
 
 

*全体の感想
霊能はないという渡部昇一が、霊能があるという本山博にさまざまな質問をして話を聞くという体裁の本である。しばらく前に通読したことがあるが、例のごとく、内容はほとんど忘れてしまったので、また読み返してみた。
まず全体の流れについて述べると、序盤の渡部昇一は聞き手にまわり、自分の意見はほとんど言わない。本山博が神と仏の区別はないとしている場面では、疑問を述べるかと思ったが、そうはせずに聞き流している。

 
ここでいう神と仏の、神は、神道なのか、キリスト教なのかは、次の段落で明らかになります。神は、キリスト教の神のようです。まるで無理解の楽山の、自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害NPD)からの、決めつけ先入観クレームだけの排泄です。
 
神と仏の区別は、人間には分かりません。キリスト教の神を信じる人は、仏については表面的な概念より深くは知らないわけです。これは逆も言えるでしょう。楽山は、また、出来の悪い書類のような字面の理解?を書いています。どこまでも見栄だけは張り続ける男のようです。
 
 

ただ中盤以降になると、自身の意見も積極的に話すようになり、神と仏の区別について、氏の読者であれば知っているだろう“あの話”を披露している。またキリスト教伝来前のゲルマン人は、死後、人の魂は海に行くと信じていたという話のところでは、若干激しいやり取りになっている。ここは迫力がある。これ以降はどちらも率直に意見を述べているようで、有意義な対話になっていると思う。

 
人の魂が海に行く、というだけでは、どういう状況の何のことか分かりませんが、楽山は平気なようです。楽山は、言葉の薄い概念上を滑ることしかできないからです。したがって、楽山に対話の意義も分かる道理がないのです。楽山は、超常が大好きで、その分、地上を生きる思考が無くなってゆきます。
 
いつものように、楽山は、有意義な対話とだけ書いて、満悦しているのです。自分だけの満悦を書いて、意味があるでしょうか。上からジャッジだけをするような審判みたいな筆致では、読書感想文にもなっていません。こういう書き方こそ、レッドカードなのです。
 
楽山の読書は、見捨てられた郵便受けのようなものです。郵便を入れる所はありますが、入れると、積み重なり、厚さを増すだけで、読まれることはない、つまり、放置され、まとめて捨てられるだけの、煩雑なチラシのようなものになってしまいます。
 
工夫もなく、面白みもない、チラシ、それが、発表することだけはやめない楽山日記なのです。そういう記事の今まで重なってきた分厚さを、楽山は、記事に書いて、独りで満悦し、読書家気取り、霊能者気取り、学者?気取りとなる人なのです。
 
しかも、そこから、キリスト信仰を、おとしめて安物扱いしてくるのだから、決して看過できるわけはないのです。生きている自分を考えることがなく、誰よりも、安い興味だけで、視野が及ばず、幼稚な辻褄に終始しているのが楽山です。
 
楽山は、本を、ただ、食べて、腹を膨らませて満足するだけの、ヤギのような欲望でしょう。何を食べたかという中身など、全く吟味することもなく、ウメェェと、自分の都合だけを通して、わけもわからず排泄してきます。残るのは、中毒性の下痢にも気づかない、根拠のない満腹感~膨満感だけなのです。
 
楽山にとって、味わえないようなときは、もちろん説明できないので、世辞のように、有意義、と書いて終わりです。つまり、最初から、自己顕示の食欲~貪欲~貪食だけであり、伝える意志も意欲も思考も感性もないと思います。
 
 

*霊界観
本山博の霊界観についてはスピリチュアリズムの影響が濃いようだ。霊界の下層では、神と仏の違いなど宗教の違いが問題となっても、上層に行くほどそういう問題はなくなるというのも、スピリチュアリズム的だ。霊言では、霊媒の声ではなく、霊人が肉体を持っていた頃の声に変わるともしている。これはよく聞く話であるが、霊言の真偽を見分けるためのもっとも簡便な基準だろうと思う。

 
超常の心霊に没入して、人間性を考えない楽山です。楽山は、読者に、分かってもらおうとか、共感とか、そういうものを全く必要としていません。ならば、書かなければ、無駄がなくてよいのですが、自己顕示欲だけは、依然として、底無し沼のように深く、死体のように雑言が浮かんでくるのでしょう。
 
霊が分かるっぽい霊能者気取りの楽山は、説明のつかないことも、"君らは分からないだろうけど、自分は分かっている、自分は教祖格だからね"、とでも言いたがっているような書き方をしてきます。ゆえに、霊言の真偽を見分ける、などという自意識を平気で書いてこれるのです。
 
 

類魂のような考え方も述べている。自分はこれは苦手であるが、コップの水を大海にそそげば、再びコップに入っていた水を取り出すことはできなくなるが、だからといってコップに入っていた水がなくなったわけではないというたとえであれば、その理屈自体は分からなくもない。

 
ボンヤリ言語の言い回しで、分からなくもない、と楽山が言っているのは、コップ、水、大海、という言葉を使った比喩だけです。この比喩が指し示すものには、共感や共有の要素がありません。しかし、楽山は、説明した気分になるのでしょう。小話をいじくっても糧(かて)にはなりません。
 
内容説明のない、値札と広告だけの、霊のバーゲンを、毎回のように、書いて満悦するだけの男に、分かち合える何があると言うのでしょう。実に、人の迷惑を考えない楽山です。だんだん、目を覆いたくなるような壊れた言語になってゆくのかもしれません。
 
 

霊界の話などについては、ある人の話が、他の人の話と共通項が多いことをもってそれが真実である証拠だとする主張もあれば、それは単に一方がもう一方の話を知り影響を受けたか、双方の話はともにある一つの話から影響を受けたというだけのことだろうという主張もある。

 
霊言の実在を前提としたお伽噺でしょうか。インチキの典型のような話です。霊界、共通項が多い、真実である証拠、影響を受けた、これらの言葉の中で、霊界は前提であり、あとは不可解な辻褄みたいなことを書いているつもりで、実際、何の糧にもなっていません。
 
いずれにも、根拠がありません。それなしでは生きられないほどの必要性も、まるで書いてありません。記事の進め方に、全く必然性が表されていません。空疎な興味本位でしかなく、それで宗教や思想を語ることなど、到底、出来ません。
 
 

本山博とスピリチュアリズムの関係についてはどう解釈すべきか思案のしどころではあるが、自分の見立てでは正直言って後者の可能性が前者のそれより高いように思う。氏の話に限らず、霊界話というものは大方はそういうものだろう。さて、真相はいかに?

 
霊界の話を、まるで普通に存在しているものについての話のように語る楽山ですが、実際には、楽山の頭の中でだけ、つまりこれは、楽山の思い込みの中だけで、思い上がった霊能を語っているわけです。それで「真相はいかに?」などと書いてくるのは笑止であります。
 
読者と共有できるような説明が、全然、為されていません。いったい、楽山は、どういう種類の記事を書いたつもりなのでしょう。何を主張したいのか、何を受け取ればいいのか、何かを共有できるのかどうか、まるで不明です。批判以前の問題になっています。
 
それで、どっちだ、後者だろう、みたいなことが語れると思っている楽山の話の中の、前者も後者も、いくら当たり前のように語っても、ピントが、読む側と全く合っていないまま、独善的に得々と語っている自分納得の奇妙~不可解なスピリチュアル以前のガラクタになっています。
 
しかも、その語り口だけで、満悦して「霊界話というものはそういうものだろう」と万人の共通の話題であるかのように「真相はいかに?」などと、興味津々に見せかけています。何を考えて記事を書き、何を期待して記事を公開しているのでしょう。呆れます。
 
楽山に共感できる人がいないことのほうが妥当であり、むしろ共感できたら、頭の構造はどうなっているの?、おかしいだろう、という方向に、逆に、頷ける記事になってしまっているのです。楽山の単方向の独り言~独り芝居は、思春期以降、傍迷惑を振り撒きながら、ずっと続いているような気がします。
 
楽山には、思案というものはないのだろうと思います。説明のない前提があって、あとは思いつくままに、その場その場で取り繕ったような辻褄めいたものを当てているだけで、それ以外の、説得力の必要なところが、全く表れていないのです。
 
これは、書くことに、自慢以上の目的がないことを示しています。楽山というインチキワールドで、得々と霊界が分かる楽山自身を前提にされて付き合わされては堪(たま)らない、という記事です。どうか、間違っても、批判的な目以外で、関わることのないように願います。
 
しつこく、丁寧語で書いてゆけば、誰かが、読んでくれて、頷いてくれて、だまされてくれるだろう、という企みの意図なのでしょうか。そこからは、楽山教?へのマインドコントロールと脅迫でも待っているのでしょうか。浅ましい楽山の、哀れな犠牲者にだけは、決してならないでください。
 
 

     

           とても霊乏が効いている話
 
 
(2020年)
(2022年07月13日、再録+加筆)
 
 
 
  テレビ
 
あぐらをかいて座っている
男の顔は
肌色を消されて
明るくなったり暗くなったり
赤くなったり青くなったり
次々に変化していく
座っているのは同じ男なのに
幽霊になったり鬼になったりする
男は光源を見ている
光源は男を照らす
光源からは目をそらすことが多いのに
じっと見つめ
泣いたり笑ったりを
光源からもらっている
 
焚火を囲む人たち
その顔は炎の色に輝いている
男の顔も赤くなる
しかし炎の色ではない
炎は熱い
テレビの火は冷たい
火を受けて凍りつく顔
 
外に出て星を見上げた
輝く星の光を受けて
男の顔は真っ暗だ
 
 
  朝までの群れ
 
懸濁液のコロニーから
生えてくる社会ひとつひとつは
整然として燃焼を収めてゆく
 
炉に投げ込まれる人の形の
氷の造形も黄昏て
その節々に時を刻み
離れ離れの役者の帝国に
歌姫を連れてきて笑わせる
 
けばけばしい提灯の夜
イオンの息子たちは集まって
はみ出したやつが道になる
 
放り込むのか夜明けの虫
安いライターを燃やすのか
 
そこここに蝉の亡霊が鳴き
病人のベッドを濡らし
小火(ぼや)に逃げ遅れて肉片は踊り
間違って太陽がひょっこり顔を出す
 
危ないぞパイプと鎖
すでに火だるまのバクテリア
ブローバックの煙
路上に転がる金属音
連続した紙幣と貨幣
たちまち飛び散って
レスキューの箱に収まりきれず
遠くの信号が点滅して
踏切で眠りにつく子守歌
細く丸く輪になって焼いて・・・
 
朝の短い把手(ノブ)を擦り抜けて
割れたフラスコを絡ませた頭の
ありふれた生前の手によって
寝起きの試験管から
コロニーはシャーレに移される
 
 
  何ものもなく
 
触れようとしたとき
触れるべき何ものもそこにはなく
あたかも永久に続くかのような
ずれと揺れとぶれの堂々めぐりは
あたかも同じ時間を繰り返すかのようで
諦めようとして諦める何ものもそこにはなく
遠く乗り遅れて懐かしく見上げる空に
焦点を失って日と日の残像を射抜かれてゆく
 
色の剥げた雲の下の
煙立つ藁葺きの小さき社(やしろ)から
焦げた片方の翼で
飛び立つ渡り鳥の至福のように
 
 
 
楽山日記へのコメント再録 ( 1.が誰のコメントかは不明 )
http://mn266z.blog.jp/archives/19971376.html

1. 隆くんへ 2019年07月26日 22:53(抜粋)
「間違ったら誤ったら素直に詫びて自分正さなくちゃいけない」「それが出来て初めて人間だと それ出来ないなら人ではないと」
「嘘ばかり重ねる君よ 保身だけの卑怯者の君よ そんな君は魅力の欠片もないのに」「失敗した君は 大きな過ちを犯した君は 最大限の償いと最大限の反省と共に 開いた出店を畳むしかないんだよ」「人間で在り続けるのなら 人で在り続けるのなら」
 」

2. 楽山(自由) 2019年07月27日 09:13
反省、謝罪は大事なことだと分かってても、これを実践するのは難しいんだよなあ。恥ずかしながら、自分もそんな風です。これも一種の、人間の性なんでしょうかね。

 
 
親戚のことを霊が分からないっぽいのには驚いたと書いていた楽山の、霊が分かるっぽい?霊能者気取りは、吹きっさらしの廃屋に藁人形を飾るホラー趣味に終始して、頭の回転を空中に摩滅させ、情緒の温もりと潤いを絵の具のひび割れに乾燥させながら、砂ぼこりとなってゆくようです。
 
 
 
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